放課後クラブ「チャレンジ・キッズ」(枚方市)が『インクルーシブ教育の輝ける実例~可能性のスナップショット~』を翻訳・発行
大阪府枚方市の団体、放課後クラブ「チャレンジ・キッズ」(配慮を要する子の親や、その子どもたち、そして、それを支えようとする人たちの集まり)が、このたび、イギリスのインクルーシブ教育の実践を紹介する冊子を翻訳・発行されました。
チャレンジ・キッズのアッキー0081さんのブログから、以下、転載させていただきます。
http://plaza.rakuten.co.jp/akkieandphoenix/diary/201504120000/?scid=su_369
(…前略…)
3月末、私たち放課後クラブ「チャレンジ・キッズ」では、枚方市社会福祉協議会のボランティア活動助成金を得て、英国のインクルーシブ教育のすばらしい実践例をまとめた冊子の日本語版『インクルーシブ教育の輝ける実例~可能性のスナップショット~』(原題:Snapshots of Possibility - Shining Examples of Inclusive Education、Alliance for Inclusive Education発行)を発行することができました。
これは、2年前に翻訳発行した、若い障害者のリーダー育成についての調査と提言をまとめた『変化を起こせ』(原題:Pushing for Chantge、Alliance for Inclusive Education発行)と同じ団体の発行した冊子を翻訳したものです。
今回はチャレンジ・キッズのメンバー3人と、その夫さんお一人、春休み中の下の子も共に、福祉会館で印刷、帳合い、中綴じで製本して、170部作りました。56頁の冊子です。(A3両面白黒印刷で14枚印刷しました。)
これまでに、福祉会館1階にある市ボランティアセンターや、北河内ボランティアセンター、ひらかた市民活動支援センター(サプリ村野内)に配布、興味を持ってくださる方にメール便や手渡しでお配りしています。
また、インターネット上でも、見ていただけます。紙の冊子は白黒ですが、インターネット版はカラーで、子どもたちの豊かな表情がいきいきと伝わってきます。印刷すれば、カラーの冊子が手に入るというわけ。A4の紙で両面印刷すると28枚になります。
障害を持つ子どもだけではなく、いじめに対しての取り組み、異なる階級や少数民族が住まう地域の学校での多文化多民族融合の試み、マッサージプログラムの導入、保護者を学校に呼び込む試みなど、感動的な実践例がいくつも紹介されています。
ぜひ一度見てみてください!
それと、もう一つ。インクルーシブ教育の実践例といえば、私たちの住まう町でも実は半世紀も前から、脈々と行われ、今もなお受け継がれているということを、改めて感じました。
遠くに行かなくても、今自分たちの目の前にある、ごくふつうの実践例。そういうことについても、敏感でいたいと思います。
(…後略…)
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