【新聞記事紹介】326グラムの生未ちゃん、小学生に
大阪府松原市の子どもさんが地域の小学校に就学したことが、朝日新聞(2012年4月19日、大阪本社版夕刊)で報道されていましたので、紹介します。
以下、朝日新聞デジタルから転載。無料では、途中までしか読めません。http://www.asahi.com/health/news/OSK201204190044.html
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2012年4月19日17時30分
326グラムの生未ちゃん、小学生に 歩行器で鬼ごっこ
体重326グラムで生まれた大阪府松原市の吉岡生未(いくみ)ちゃん(6)がこの春、市立松原東小学校に入学した。350ミリリットルのペットボトルより軽かった。生き延びるのは奇跡と言われながら、一日一日、少しずつ成長を続けてきた。いま身長100センチ、体重14キロ。ひときわ小さな体で、新たな明日へ踏み出した。
所属は1年1組。知的には1歳児ぐらいで、自立歩行も10歩でよろけてしまう。それでも入学直後、25人のクラスメートと鬼ごっこをした。歩行器を使って体育館をシャーッと走り抜ける。勢い余ってひっくり返っても泣かなかった。特別支援学級の松熊康代先生は「安心して助けを待っていた。周囲を信頼しているんですね」。
生まれたのは2005年8月。妊娠23週の母みゆきさん(38)はまだおなかもふくらんでおらず、家電量販店の販売員としてバリバリ働き、倒れた。妊娠高血圧症候群。大阪府立母子保健総合医療センターで、急きょ帝王切開をした。
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(転載ここまで)
ウェブの無料版には出ていない箇所ですが、生未さんが地域の保育園に通っていた時のエピソードがいい感じ。 『地域の保育園に通い始めると、同年代の子の声に反応して笑顔が増えた。歌も覚えた。車輪つきの歩行器も使いこなした。年長クラスでは唯一の女子で、いつも世話を焼かれてモテモテ。「お嫁さんにしたい」という男子も現れた。』 地域でともに学び、ともに育つことの豊かさが伝わってきます。
また、小学校の校長先生の「ハンディを持つ子とかかわりを持つのは、どの子にもプラスになる。学校全体が温かい雰囲気になるんです」ということばが心に残りました。
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