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2011年9月30日 (金)

橋下「教育基本条例」で学校はどうなるの?~10/8 子どもに「教育への権利を!」大阪教育研究会の案内

子どもに「教育への権利」を!大阪教育研究会の例会の案内をいただきましたので、掲載します。

今回は、今、問題になっている大阪維新の会の「教育基本条例案」がテーマです。

この研究会には、「ともに学び、ともに生きる教育」に関わる障害当事者や保護者も参加しています。みなさんもご参加いただき、いっしょに考えませんか。

(以下、転載)
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会員の方はもとより、初めての方の参加も大歓迎です。
是非、参加していただき、一緒に議論を深めていきましょう。

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   子どもに「教育への権利」を!大阪教育研究会 例会のご案内

  □日時 2011年10月8日(土) 18:00~21:00 
  □場所 阿倍野市民学習センター  第1研修室 
         (地下鉄谷町線「阿倍野」下車、阿倍野ベルタ3階)  
 
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▼例会内容 
  【1】橋下「教育基本条例」で学校はどうなるの?
  【2】原発事故・放射能に関する教育実践を進めるために

▼内容案内
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橋下「教育基本条例」で学校はどうなるの?
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 8月22日、橋下「大阪維新の会」は、「教育基本条例」「職員基本条例」の概要を公表しました。今後、大阪府議会と大阪市会では9月定例議会、堺市議会では11月定例議会へ条例案を提出するとしています。

  「教育基本条例」案は、これまでの教育を「政治があまりにも遠ざけられ、民意が十分に反映されてこなかった」と批判し、「政治が適切に教育行政における役割を果たす」ことを目的に掲げています。これは、「教育の理念」や「教育目標」も選挙で選ばれた知事と議会が支配することを宣言することを意味し、「教育は、不当な支配に服することなく」と国家権力からの介入を禁じてきた戦後教育の根本原理を否定するものです。

 条例案は、知事が教育への介入・支配を思うがままに進められるように絶大な権限を与えています。知事は、府教育委員会と協議の上「府立高校の実現すべき目標」を設定することになっています。府教委はそれを実現するための「指針」を策定し、校長は「具体的・定量的な目標設定」を義務図けられ、その実現に邁進させられます。校長は、全員公募で期限付き採用に切り替えられます。知事の設定する目標を実現できない場合は、すぐさま解雇の対象となります。教員も「教育委員会の決定、校長の職務命令」「校長の経営指針」に全面的に従うことが要求されます。そこには、子どもの姿からスタートする地に足の着いた教育ではなく、知事の目標に忠実な「下部組織」があるだけです。

 では、知事はどのような教育を進めようとしているのでしょうか。条例案の「基本理念」には、改悪された教育基本法さえ踏みこえて愛国心と新自由主義を掲げるものとなっています。「個人の自由とともに規範意識を重んじる」「個人の権利とともに義務を重んじる」「他人への依存や責任転嫁をせず、互いに競い合い自己の判断と責任で道を切り開く」「不正を許さず、弱者を助ける勇気と思いやりを持ち、自らが社会から受けた恩恵を社会に還元できる」「 我が国及び郷土の伝統と文化を深く理解し、愛国心及び郷土を愛する心に溢れるとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する」「グローバル化が進む中、常に世界の動向を注視しつつ、激化する国際競争に迅速的確に対応できる、世界標準で競争力の高い人材」の育成です。「人格の完成」はどこにもなく、あくまで知事の求める「人材」の育成が求められています。これまで大阪で培ってきた民主主義教育、人権教育、平和教育などを真っ向から覆しています。

 さらに、府立高校では3年連続で定員割れした学校の統廃合と学区の廃止、小中学校では全国学テの学校別結果の公表の義務化と学校選択制の拡大など、競争と格差拡大の教育を進めることが規定されています。教職員に対しては、教職員評価制度の相対評価化と2年連続最低ランクの評価を受けた教職員の解雇、過剰になった教職員のリストラ規定などを盛り込んでいます。

 それだけではありません。子どもたちは、教育を強制される存在であり、言うことを聞かなければ懲罰を加えてでも矯正させる対象となっています。保護者に対しては子どもをしつける義務を課し、周辺地域住民にはクラブ活動なの協力義務を課しています。さらに学校の教育方針に対して異議を挟むことを禁止しています。

 この条例には、子どもたちがほとんど登場しません。教育現場に「知事と教育委員会の言うことを聞け!さもないと処分するぞ!」と押しつける条文ばかりです。これで本当に一人一人の子どもたちを大切にする教育が実現するのでしょうか。皆さんと共にこの条例案の問題点と大阪の教育について考えていきたいと思っています。ぜひ、ご参加ください。

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▼最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
   当研究会についてのお問い合わせは下記事務局まで 
       eduosaka@gmail.com (伊賀) (※@を半角に変えてください)
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