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2010年10月31日 (日)

「教育市民署名」の要求項目が変更されました

10月4日の記事でご紹介した、大阪府の来年度の教育予算に対する「教育市民署名」。障害のある子どもの教育についての要求項目の文言が変更されました。

【旧】
6、障害のある子どもが地域の学校で学ぶために、支援学校(旧・養護学校)の新増設はやめて、地域の小・中・高校の予算を増やしてください。
 ↓
【新】
6、すべての障害のある子どもが分けられることなく地域の学校で学ぶために、地域の小・中・高校の予算を増やしてください。

文言を変更した経緯は、 「教育市民署名ニュースNO.7(臨時号)」(2010.10.28)によると、こういうことだそうです。

(以下、引用)
 署名運動を進める中で、「『支援学校の新増設はやめて』という表現では、在籍する子どもたちが増加し、教育条件が劣悪な中で、支援学校の教育を改善するために新増設要求をしてきた立場からは協力できない」という声が寄せられました。第2回実行委員会には、そんな声を寄せていただいた方にも参加してもらい、いっしょに論議しました。地域の学校で学ぶことがむずかしいということから支援学校を選択したことや新増設要求が出てくる現状を話してもらい、「ともに学ぶ」ことができにくい地域の学校現状こそ問題にすべきだと提起を受けました。「ともに学び、ともに生きる」教育のために活動されている障害のある当事者の方、障害のある子を持つ親の方からは、まず、いっしょの場で学ぶ、いっしょに生活することが周りの人の意識を変えることになるという自身の経験からの確信が語られました。また、選抜した軽度の生徒を訓練して就職させることを目的としたたまがわ高等支援学校支援学校などを重点とし、障害のある子の中にも差別と分断を持ち込んでいる橋下府政の教育政策の問題点を確認しました。その上で、「すべての障害のある子どもが分けられることなく地域の学校で学ぶために、地域の小・中・高校の予算を増やしてください」への変更を確認しました。
(引用終わり)

この変更によって、要求項目は下記となりました。署名用紙はこちら、「教育市民署名」ブログから入手できます。

1、小・中学校の教育を特定のテストの点数競争だけに歪めてしまう、全国学力調査への全校・全員参加と、大阪府独自の全員対象の学力テストをやめてください。

2、特定の学力テストの点数アップだけにしぼって教員を増やすやり方はやめてください。

3、進学特色校に指定した高校10校だけに学校予算を倍増することをやめてください。

4、現在小学校の1・2年生だけに実施している大阪府独自の35人学級定員を、小・中・高校の全学年に広げてください。

5、講師の希望者が不足し、病休等の教員の学級・教科担任の不在が続いている現状を解決するために、講師賃金の引き上げを初め具体的な優遇措置を実施してください。

6、すべての障害のある子どもが分けられることなく地域の学校で学ぶために、地域の小・中・高校の予算を増やしてください。

7、在日韓国・朝鮮人の子どもが自分の歴史と文化を学ぶ、公立学校の民族学級・クラブの活動費と民族講師賃金の補助をしてください。

8、日本が批准している「子どもの権利条約」を守り、凍結している朝鮮学校への大阪府の補助金を至急に復活し、増やしてください。

9、教職員を管理し、学力テストの点数アップ中心の教育に統制し、ゆとりを持った多様な教育活動をつぶしている教職員評価システム(新勤評制度)について、教職員と保護者・市民の声を集めて検証するために、学者等を含めた第三者機関を設置してください。

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