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2010年10月12日 (火)

08年新学習指導要領により、教育はどう変わるのか~10/16大阪教育研究会例会

子どもに「教育への権利」を!大阪教育研究会の例会の案内をいただきましたので、掲載します。

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会員の方はもとより、初めての方の参加も大歓迎です。
是非、参加していただき、一緒に議論を深めていきましょう。

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   子どもに「教育への権利」を!大阪教育研究会 例会のご案内

  □日時 2010年10月16日(土) 18:00~21:00 
  □場所 クレオ大阪中央 研修室1 
         (地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽丘」下車5分)  
 
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▼例会内容 
  【1】08年新学習指導要領により、教育はどう変わるのか
  【2】キューバ旅行報告「キューバの教育現状」

▼内容案内
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08年新学習指導要領により、教育はどう変わるのか
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 新学習指導要領が小学校で来年度から、中学校で再来度から実施されます。次回の例会では、「今回の指導要領改訂により、教育はどう変わるのか」について考えていきたいと思います。
 2008年告示された新指導要領は、06年教育基本法改悪後、初めて改訂されたものです。従って、検討課題の第一は、「教基法改悪により新学習指導要領はどう変わったのか、これにより教育はどう変わるのか」です。第二は、1998年に現指導要領告示されるやいなや、激しく行われた「ゆとり」教育=「学力低下」批判に対応して「教育政策がどのように転換されたか」、第三は、学力テスト、学校評価、教員評価等の教育改革と指導要領改訂が一体化することにより教育がどう変わるか、第四は、指導要領が改訂されたことにより、教科書がどう変わるのかについて検討したいと思います。

(1)教基法改悪の具体化としての学習指導要領改訂

 06年の教基法改悪により学習指導要領はどう変わったのでしょうか?
 「改正」教基法は、教育目標として国を愛する態度・規範意識を打ち出し、これを達成義務とすることにより、国家主義的イデオロギー統制を行うための法的根拠が抜本的に強化されました。これにより、新指導要領では、「国歌を歌えるよう指導する」など愛国心教育、道徳・規範教育が強制されることになります。

(2)学力低下批判への対応としての「詰め込み教育」強化への転換

1,指導要領改訂の根拠として、「学力の低下」と学習意欲の低下が問題にされています。本当に「学力低下」が問題なのでしょうか。「学力」格差が急速に拡大していることこそが問題なのではないでしょうか。
2,そもそも、「知識基盤社会」での競争で勝ち残る力が「生きる力」であるとする「学力」の定義そのものが間違っているのではないでしょうか。子どもたちに必要な「学力」は、競い合いの中でではなく、「共に生きる力」として、仲間との「共同」の中でこそ獲得できるのではないでしょうか。
3,新指導要領で教育内容と教育方法、学習活動はどう変わるのでしょうか。
今改訂により、習得すべき知識量が大幅に増え、高度化されただけでなく、反復学習を徹底することが強調されています。子どもの興味・関心に基づかない機械的な反復訓練の徹底は、学習する意欲を失わせることにならないでしょうか。

(3)新学習指導要領と全国学力テスト、
    ---学テ・学校評価による「学力」の検証・評価・改善システムの構築

 08年答申では、「教育目標」「学力」が達成されているかどうかの検証・評価を学テ・学校評価で行い、「教職員評価の処遇への反映」を餌に学校・教職員を競争させ、改善させ、成果を上げさせる教育目標管理システムの構築を打ち出しています。すでに 大阪市では、全小中学校に全国学テを踏まえた「学力向上プラン」を作成させています。学テの結果が全国平均を下回る学校には、市教委の厳しい「指導」が入るなど、学校評価、教職員評価と一体となった「学テ体制」が強化されています。

(4)新学習指導要領により、教科書はどう変わるのでしょうか。
     ---教基法・学習指導要領に従うことを強制する教科書検定制度改悪

 文部科学省は教科書検定基準を改悪教基法、学校教育法、学習指導要領の教育の目標に「一致していること」に変え、検定申請時に、「学習指導要領との対照を示す書類に加え、教育基本法の目的・目標との対照を示す書類も添付書類とする」ことを義務づけるなど、教科書を教基法・学教法・新指導要領に従って作るよう強制しています。これにより、来年度から使用する小学校の教科書がどう変わったか、検討したいと思います。

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キューバ旅行報告「キューバの教育現状」
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次回の例会はキューバの教育について報告します。どうしてキューバなのと思われたことでしょう。
キューバについて少しコメントをします。キューバの人口は約1100万人で、面積は日本の本州の約半分、カリブ海に浮かぶ島国です。ソ連が崩壊する前は生産した砂糖をソ連や東欧に輸出し、石油や機械などを輸入していました。しかし、1991年にソ連が崩壊した後は、ソ連を相手にできなくなり、国民はどん底の生活を余儀なくされました。さらに困ったことに米合衆国はキューバに対する経済制裁を強めてきました。そんな中ますますキューバは物のない生活を強いられました。今はベネズエラから石油を輸入し、ソ連崩壊前の水準に戻りつつあります。

キューバは物があまりありません。でもそんな中で国民は知恵を出し合って生活をしています。キューバの国民はとっても明るいです。人なつっこいです。互いに助け合い協力して生活しています。
キューバには黒人・白人が入り交じって生活しています。そこには性差・人種の差別は全くありません。みんな互いに尊重し平等に暮らしています。人々はたいへん穏やかで人当たりも柔らかく教養が高い様に思われます。

そのようなキューバの人々を見ると、きっと教育(制度)にその秘密があるのではないかと思ってしまいました。
国によって政治の仕組みが違います。キューバはご存知のように社会主義の国です。もちろん教育制度や教育に対する考え方は日本とは根本的に違います。
キューバの教育(制度)の一端を知り、違った視点から日本の教育を見直してみようと思いました。
8月18日から25日までキューバに行きました。その中で、教育学教授の「キューバの教育について」の話を伺い、様々な角度から質問をしました。ガイドのマリオさんからもキューバの子ども達のことを聞きました。それらを踏まえ「キューバの教育現状」を報告したいと思います。同時に写真や映像でキューバの様子も紹介する予定です。是非参加ください。 

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