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2010年9月 3日 (金)

「勉強できる奴もでけへん奴も、みんなが行きたいって思う学校」

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9月2日(木)、「格差に挑む高校~西成高校が大切にすること~」と題する、大阪府立西成高校の校長・山田勝治さんの講演を聴きに行ってきました(大阪市社会福祉研修・情報センター)。

西成高校は、古くから障害のある生徒を受け入れてきた高校として知られ、2006年度からは「知的障がい生徒自立支援コース」が設置されています。

現在、知的障害と身体障害をあわせて、約30人の障害のある生徒が学んでいるそうです。

残念ながら、「ともに学ぶ障害児教育」についてはあまり聞けませんでしたが、貧困や虐待などの深刻な課題を抱える生徒たちと向かいあう先生方の「教えるのではなく、子どもの声を引き出すのだ」という姿勢が心に残りました。

講演の最後で紹介された、卒業生のことばから一節を紹介しておきましょう。

「この学校には在日の子らがおって、部落の子らがおって、親のいてない子らがおって、障害もってる子らがおって、そいつらみんないい奴やった。しんどいもん背負ってるからってひけめなんか感じていない。みんな頑張って生きてきた。…(中略)…勉強できる奴もでけへん奴も、みんなが行きたいって思う学校にしてほしい。いつまでも人間を大事にする学校で西成はいてほしい。」

いま私は、西成高校のような、障害のある子とない子がともに学んできた高校の実践を取材して、ルポルタージュにまとめたいと考えています。

明日(9月3日)は、知的障害のある生徒が普通科で学んでいる大阪市内の府立高校で、お話をうかがってきます。

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西成高校のとりくみを様々なところで紹介していただいています。生徒の実態から学び、生徒の自己実現(将来設計)につながるとりくみをこれからもしていきたいと思っています。どう... [続きを読む]

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