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2010年4月

2010年4月18日 (日)

第51回大阪小児保健研究会「医療的ケアの必要な子どもの医療・保健・教育・福祉の連携」

「医療的ケアの必要な子どもの医療・保健・教育・福祉の連携」をテーマに、5月8日(土)、大阪小児保健研究会が催されます。

なかでも、人工呼吸器を使用しながら、小・中・高と普通学校に通った平本歩さんの講演は、当事者の声としてぜひみなさんに聴いていただきたいと思います。

※詳しくは大阪小児保健研究会のホームページを参照



(以下、引用)

第51回 大阪小児保健研究会のお知らせ

日 時: 平成22年5月8日(土曜日)   午後1:30-5:30 (午後1時より受付)

場 所: 大阪市立総合医療センター さくらホール  

メインテーマ  「医療的ケアの必要な子どもの医療・保健・教育・福祉の連携」

講演1   1:30-2:10
座長 大阪総合保育大学     小林陽之助

「医療的ケアの歴史と展望」     大阪総合保育大学 松本嘉一

講演2   2:10-2:50
座長 大阪大学医学部保健学科  永井利三郎

「医療的ケアをめぐる国内の動向」
文部科学省初等中等教育局特別支援教育課特別支援教育調査官 丹羽 登    

小児の在宅医療についての報告 3:00-3:45  

座長 大阪市立総合医療センター小児神経内科 岡崎 伸
      大阪府健康医療部健康づくり課     小田順子

    1 小児科クリニックから     田中小児科医院(大阪市)田中祥介
    2 保健所から           大阪府枚方保健所 蒲田廣子
    3 訪問看護ステーションから (有)訪問看護ステーションみらい 岩出るり子

講演3   3:50-4:35
座長 大阪厚生年金病院 小児科 田川哲三

「小児在宅医療の現状と課題」淀川キリスト教病院 小児科 船戸正久

講演4   4:35-5:30
座長 淀川キリスト教病院 小児科 船戸正久

「呼吸器をつけて地域で生きる-自立に向けて-」 バクバクの会 平本歩  

備考:
○ 会費2000円 (学生は1,000円)
○ 日本小児科学会専門医指定研修集会(8点)
○ 書籍コーナーも設けます。
○ 小児保健関連の資料配付コーナーを設けます。
  資料を持参して配付したい方は下記にご連絡下さい。
○ 事前の参加予約は必要ありません。直接会場におこし下さい。当日入会可能です。
     ただし満席の場合、入場できないこともあります。
○ 研究会について、大阪市立総合医療センターへの問い合わせはできません。
○ 会場にお子様は入れません。会場内で飲食はできません。

2010年4月17日 (土)

北摂「障害」のある子どもの高校進学を考える学習会~もっともっと普通に高校にも行きたい!!

「障害」のある子どもの教育を考える北摂連絡会では、5月15日(土)、「もっともっと普通に高校にも行きたい!!」と題して、高校進学についての学習会を催します。

障害のある生徒の中学卒業後の進路というと、特別支援学校の高等部か、府立高校の知的障がい生徒自立支援コース(大阪独自の制度)ぐらいしかないと思われがちです。

ところが、実際は“重度”といわれる障害があっても一般の府立高校を受験できますし、これまで、何人もの障害のある生徒が受験して合格し、進学を果たしてきました。

今回は、今春の受験に取り組んだ生徒たちの体験談を中心に、恒例の進路相談会も催します。高校進学についてのナマの情報を得られる貴重な機会です。みなさん、ぜひお越しください。

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2010年4月 9日 (金)

高校入学おめでとう。羽ばたけ!飛翔くん

この春、ダウン症の障害をもつ平山飛翔(つばさ)くんが、大阪府立摂津高等学校(全日制普通科)に合格を果たしました。

この高校にダウン症の生徒が入学するのは、初めてのことだそうです。彼の高校生活について、折にふれて紹介していきます。

今日4月8日は、入学式。私たち、「高校問題を考える大阪連絡会」のメンバーも列席させていただき、喜びをわかちあいました。

最初はかなり緊張していた飛翔くん。でも、入学式には、クラスメイトといっしょに元気いっぱいに入場。みんなの中に自然にとけこんでいました。帰るころには持ち前のひょうきんな笑顔になっていたから、高校生活の初日は楽しかったようです。

帰り道では、私にいたずらっぽく笑いかけながら、お父さんとお母さんに「もう、ついて来ないで!」としぐさ。高校生になったんだもんね。ご両親は寂しいかもしれないけど、こうやって親離れして大人になっていくのでしょう。

これから、いろいろと大変なこともあるだろうけど、障害のある生徒の高校生活があたりまえになる未来へ、道を切り開いてほしいと思います。大きく羽ばたけ! 飛翔くん。

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3月にできたばかりの阪急摂津市駅。この駅から毎日、通うんだー。

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スカッと晴れた青空の下、桜咲く道を高校へと向かいます。

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今日から摂津高校の1年生だー。校門の前でポーズ!

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高校って、どんなところなんだろう…?

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入学式で「入学許可」。これで正式に摂津高校の生徒だね。

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小学校の時の担任の先生もお祝いにかけつけてくれました。

2010年4月 5日 (月)

障害のある生徒の2010年度高校入試をふりかえって─①

高校入試シーズンが終わりました。入試状況をふりかえりつつ、大阪府における障害のある生徒の高校受験の現状について書いてみたいと思います。             

ここで話題にしたいのは、“重度”といわれる障害があって、学力検査の点数をとるのが難しい生徒たちのこと。今年度も、そうした生徒たちが府内各地で受験に取り組みました。

結果は─。例年と同じく、受験者数が募集定員より少ない「定員割れ」の高校では合格し、受験者数が募集定員を超えた高校では不合格になりました。2月15日の記事でご紹介した、10年目の受験の新(あらた)万智子さんは、家から近い第一希望の全日制高校は定員超で不合格。その後、定時制高校の二次募集に応募し、幸い「定員割れ」だったので合格できました。

学力検査で点数をとることを求める現在の選抜制度のもとでは、障害があるために点数がとれない生徒は、高校に入る道を基本的に閉ざされています。大阪府では「定員内不合格者は出さない」というのが原則になっているので、定員が割れていれば合格できます。しかし、それは逆に言えば、定員が割れないかぎり入れないということです。

府立高校の定員は、なかなか割れません。出願しめきりを前にして、障害のある生徒と保護者は、新聞に発表される「進路希望調査」の結果や「志願者中間集計」を見て、定員が割れそうな高校を必死で探すことになります。しかし、読みに読んでも、最終的に定員を超えてしまう場合も多いし、また、家から通える範囲の高校が定員割れしなければ、結局、入れるところはありません。

今年度の後期試験では、第2学区(守口市、枚方市、寝屋川市、大東市、門真市、四條畷市、交野市、大阪市の一部)の全日制普通科は、1校も定員割れしませんでした。他の学区では、割れている高校もあります。住んでいる場所によって、高校に行けるか行けないか、その子の人生が決まってしまうのは、不公平ではないでしょうか。

そして、朝日新聞の報道(2010.3.8)によれば、橋下徹知事は、「だめな高校は退場してもらう」「募集定員の何割かを下回れば公立は撤退、と決めておかなければならない。良い学校が残ればよい」と主張しています。今後、定員を割れさせてはいけないという動きが強まっていけば、障害のある生徒たちの狭き門は、ますます狭くなります。

現在の選抜制度が続くかぎり、点数のとれない生徒たちの高校進学の壁は厚いといえます。しかし、それでも、定員割れなら合格できる、というのは希望です。

2001年度と2002年度、新万智子さんは「定員内」だったのにもかかわらず、不合格になりました。それから8年、運動団体が長年交渉してきた結果、今は「定員内不合格者は出さない」を原則にするところまで進んできています。今年度の入試では、私の知っているかぎり、新さんを含めて4人の障害のある生徒が「定員割れ」で合格を果たしました。

“重度”といわれる障害があると、進路は特別支援学校(養護学校)しかないと思われがちですが、普通の高校に行ける可能性もあるのです。障害のある生徒と保護者の方は、最初から選択肢を限定せず、ぜひ高校受験にチャレンジしていただきたいと思います。

(次回に続く)

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