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2010年1月 2日 (土)

朝日新聞 『公立高に「分教室」倍増』 記事に疑問-1

特別支援学校(かつての“養護学校”)の高等部の分教室や分校などを、一般の公立高校のなかに設置する動きが広がっている─。

という趣旨の記事が、朝日新聞(2009年12月31日付、大阪本社版)の1面と社会面に掲載されました。

1面の記事のみ、こちらで見られます。

それによると、全国47都道府県で、公立高校内に特別支援学校の分教室、分校を設置している例は、

現在(09年度):10府県28校 → 2012年度までに:18府県55校 

に増える見通しだということです。

ちなみに、私が住んでいる大阪府では、たまがわ高等支援学校の分教室「共生推進教室」が枚岡樟風高等学校内に設置。2010年度からは、府内の他3校にも設置される予定です。 

こうした動きが出ている背景として、記者は以下のように説明。

知的障害のある子は地元の小中学校の特別支援学級に通っていても、高校入試の壁に阻まれ、遠方の特別支援学校高等部に進学したり、作業所に通所するようになったりして、地域の友達から離れるケースが多かった。

そして、≪障害のある子とない子がともに学ぶ「ノーマライゼーション」に近づこうとする狙いだ。≫  と書いています。

ここで疑問を感じたのは、特別支援学校の分教室、分校という形ではなく、一般の公立高校に通っている障害のある生徒の例に全くふれていないことです。

私が住んでいる大阪府でも、全国にも、“重度”といわれる知的障害のある生徒が、入試の高い壁にかかわらず、公立高校に入学し、ほかの生徒とともにあたりまえに高校生活を送っている例がいくつもあります。

≪障害のある子とない子がともに学ぶ「ノーマライゼーション」≫というなら、それこそが真の意味でのノーマライゼーションであり、「ともに学ぶ」姿としてごく自然な風景ではないでしょうか。

記者の方には、ぜひ、そのことも伝えていただきたかったと思います。

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