話題の本

「ともに学び、ともに生きる教育」関連の催し予定

お知らせ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ともにまなぶ ともにいきる ブックレット
『国連「障害者権利委員会日本審査」報告会
from 関西 講演録』 発売中!

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2022年11月に行われた報告会の内容を冊子化しました。
購入方法、詳しい内容は、こちらへ。

※雑誌『ともにまなぶ ともにいきる』も販売中。
 詳しくは、こちらへ → 第1号 第2号 第3号

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(随時更新)

*どなたでも参加できる催しを掲載しています。

【高校進学】と付けているのは、障害のある子どもの普通高校進学に関する集会・催しです。高校進学に関心のある方、どうぞご参加ください。

2025

高校問題を考える大阪連絡会 1月例会 【高校進学】

●日時:1月16日(木) 18:30~20:45

●場所:大阪市社会福祉研修・情報センター「ウェルおおさか」 4階 会議室東(大阪市西成区出城2-5-20)

※Zoom参加もあり

知的障害者を普通高校へ北河内連絡会 1月定例会 【高校進学】

●日時:1月18日(土) 13:45~17:00

●場所:寝屋川市民会館 3階 第7会議室

●内容:①今年の高校受験をめぐって情報交流
    ②学校生活、家庭、地域での生活について
    ③「医療的ケア」の必要な子ども達を巡って
    ④高校卒業後の進路と生活、課題
    ⑤枚方市支援教育充実審議会の中間報告について
    ⑥その他、自由に交流します。

※Zoom参加もあり 

東京大学インクルーシブ教育定例研究会
「イタリアのフルインクルーシブ教育からの示唆」

※参加申し込みなど詳しくは、こちら

●日時:1月24日(金) 20:00~22:00

●場所:オンライン(Zoomウェビナー)

●講師:大内紀彦

●主催:東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター

南大阪 障害のある子どもの学校生活を考える学習会
「語り合おう 新入学・新学年を控えて」

●日時:1月25日(土) 13:30~16:30

●場所:大阪府立障がい者交流促進センター「ファインプラザ大阪」 3階 第4研修室

●料金:無料(会場費カンパ 300円)

●主催: 南大阪ともに学びともに育つ教育をすすめる会
 共催:高校問題を考える大阪連絡会

※Zoom参加もあり

第2回 インクルーシブ教育セミナー「誰がためのインクルーシブ教育」

※チラシは、高槻市障害児者団体連絡協議会のウェブサイト参照

●日時:1月25日(土) 13:00~15:30

●場所:高槻城公園芸術文化劇場 北館3階 レセプションルーム

●登壇者:コーディネーター 新谷龍太朗さん(同志社女子大学現代社会学部現代こども学科准教授)
     パネリスト 佐々木サミュエルズ純子さん(わくわく育ちあいの会代表)
           常清麻紀さん(豊中市教員)   

●料金:無料

※手話通訳、要約筆記あり

●主催:高槻市
 企画運営:高槻市障害児者団体連絡協議会、高槻事業所連絡会 

インクルーシブ教育セミナー
ちゃぶ台ぶっちゃけトーク! 第3弾
「共に学び、共に生きる教育~なぜ分けないことが、大切なのか~」

※参加申し込みなど詳しくは、自立生活夢宙センターのホームページ参照

●日時:1月26日(日) 13:00~16:30

●場所:すみのえ舞昆ホール(住之江区民ホール)

●登壇者:豊中市立南桜塚小学校 校長 橋本直樹先生
     兵庫県西宮市 メインストリーム協会スタッフ 鍛治克哉氏(インクルネット西宮代表)

●料金:無料

※文字通訳・手話通訳・資料のテキストデータ提供あり

※要申し込み 申し込みしめきり:2025年1月16日(木)

●主催:NPO法人自立生活夢宙センター

高校問題を考える大阪連絡会 2月例会 【高校進学】

●日時:2月20日(木) 18:30~20:45

●場所:大阪市社会福祉研修・情報センター「ウェルおおさか」 4階 演習室(大阪市西成区出城2-5-20)

※Zoom参加もあり

高校問題を考える大阪連絡会 3月例会 【高校進学】

●日時:3月13日(木) 18:30~20:45

●場所:大阪市社会福祉研修・情報センター「ウェルおおさか」 4階 演習室(大阪市西成区出城2-5-20)

※Zoom参加もあり

高校問題を考える大阪連絡会 4月例会 【高校進学】

●日時:4月17日(木) 18:30~20:45

●場所:大阪市社会福祉研修・情報センター「ウェルおおさか」 4階 会議室東(大阪市西成区出城2-5-20)

※Zoom参加もあり

TOPICS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『障害のある子どもの小学校入学ガイド Q&A』(大阪府版)

発行:大阪バリアフリーネットワーク
編集:「共に学び、共に生きる教育」日本一の大阪に!ネットワーク
    『障害のある子どもの小学校入学ガイド Q&A』編集委員会

保護者の方向けに無料で配布しています。
詳しくはお問い合わせください。
massugu.way@gmail.com まで(@を半角に変えてください)。

*冊子のPDFファイルを公開中→ http://swee.info/tomo/
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2024年10月19日 (土)

「障害」のある子の高校生活、ホントのハナシ!~北摂「障害」のある子どもの高校進学を考える学習会(11/4 吹田市)の案内

「障害」のある子どもの教育を考える北摂連絡会では、高校進学についての学習会を11月4日、大阪府吹田市で催します。

障害のあるお子さんも、保護者も、学校の先生も、支援者も、高校進学に関心のある方はお越しください。

(以下、添付したチラシの内容)

第54回 北摂「障害」のある子どもの高校進学を考える学習会
「障害」のある子の高校生活、ホントのハナシ!

“重度”といわれる「障害」のある生徒も、テストで点数をとるのが難しい生徒も、大阪では普通高校に進学し、他の生徒たちとともに学んでいます。どんな受験をして、どんな高校生活を送っているのか? 現役高校生(お母さん)からの、超ホット体験談をお聞きします!

日時:2024年11月4日(月・休)午後1時半~4時半

場所:吹田市立岸部市民センター
564-0011 吹田市岸部南1丁目48
電話 06-6317-1293 ファックス 06-6317-1294
JR岸辺駅南口より徒歩5
阪急正雀駅西口より徒歩2

予約不要 先着80名様まで
参加者は当日、自宅で検温の上、発熱・体調不良等のないことを確認の上ご参加ください。

資料代500円  

終了後、個別進路相談会を行います。

手話通訳あり
保育はありませんが、お子さんといっしょにお越し下さい

お話:佐々木サミュエルズジェイミーさんたちとお母さん
   脇本明音さんとお母さん

主催:「障害」のある子どもの教育を考える北摂連絡会
共催:すいた「障がい」児・者の高校進学を考える会
協賛:障害者の自立と完全参加をめざす大阪連絡会議 高校問題を考える大阪連絡会
後援:能勢町教育委員会 豊能町教育委員会 池田市教育委員会 箕面市教育委員会 豊中市教育委員会 吹田市教育委員会 摂津市教育委員会 茨木市教育委員会 高槻市教育委員会 島本町教育委員会 大阪府教育委員会

問い合わせ先
鈴木:090-9166-5575 詫間:090-1712-7990
FAX:06-6840-1622 
メール:suzulann-rin-4842@softbank.ne.jp(@を半角に変えてください)

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※チラシはクリックしていただくと、拡大します。

「ともに」って? 「まなぶ」って? 子どもを分けない教育とは~子育て・教育講演会(11/2 豊中市)の案内

豊中市の「障害」児・者の生活と進路を考える会が主催する「子育て・教育講演会」の案内です。

(以下、チラシ表面の内容)

第12回「子育て・教育講演会」
「ともに」って? 「まなぶ」って? 子どもを分けない教育とは

子育て真っ最中のみなさん、そして保育・教育職員のみなさん!

豊中では半世紀近くにわたって「障害」のある子もない子も同じ場で「ともに学ぶ」保育・ 教育をすすめてきました。この「ともに学びともに育つ」教育理念は普遍的なものであると、豊中市は明言しています。

2022年4月、文科省は授業時数の半分以上を学ぶ場を分ける (支援学級への取り出し)よう通知しました。これに対し、国連は2022年9月、日本政府に対し「ともに学ぶ」教育に反するこの通知の撤回と特別支援教育を止めることを勧告しました。

そして今、豊中市内(七中跡地)に2つ目となる支援学校が増設されようとしています。豊中市行政は「地域の学校が基本」という姿勢であるにもかかわらず、なぜ支援学校への就学希望者が増加しているのでしょうか。不登校児童・生徒が増えているのも懸念されます。子どもたちにとっての社会である、学校のあり様はどうなのでしょうか。

私にとって、あなたにとって、すべての子どもの「学びの場」を分けない「ともに学び ともに育つ」教育とはどういうことなのでしょう。親、教職員、そして教育研究者の方々によるシンポジウムを皮切りに、参加の皆さんによる白熱した議論を通して考えてみませんか。

市民の皆様、ぜひご参加ください。お待ちしています。

とき:11月2日(土) 13:30~16:30

ところ:庄内公民館410講座室(庄内コラボセンター「ショコラ」 4階)

参加費不要・予約不要!(感染症対策は十分に行います)

参加者は当日、自宅で検温の上、発熱・体調不良等のないことを確認の上ご参加を!

手話通訳あります。保育はありません。

主催:「障害」児・者の生活と進路を考える会
協力:豊中市教職員組合
後援:豊中市・豊中市教育委員会

問い合わせ先:「考える会」代表 鈴木留美子 
携帯電話:090-9166-5575
メール:rumikos-suzulann@shore.ocn.ne.jp(@を半角に変えてください)
Fax:06-6840-1622

この事業は海老原宏美基金の助成を受けております

(以下、チラシ裏面の内容)

コーディネーター 安岡健一さん(大阪大学文学部准教授)

日本近現代史を研究。豊中の教育に関係する論考に、「地域における「多文化共生」の源流」「共に生きる「仲間」を目指して」がある。

(ひとこと)近年、メディアや学術研究で「豊中の教育」が注目を集めています。しかし、地元に住んでいるとそれが何なのか、あらためて知る機会も乏しい気がします。子どもが小中学校にかよっている当事者として、「いま、ここ」から発される声を幅広く聞きとりながら、地域の教育のあり方について共に考えられる場を作りたいです。

パネラー

常清麻紀さん
豊中市で育ち、現在は豊中市の小学校教員。「与えるのではなく 奪わない」ことにこだわり

長谷川由佳さん
豊中市の地域の小中学校を卒業。現在、小学3年生の息子と年中の娘の母

堀家由妃代さん
佛教大学教育学部教員 小・中学校でフィールドワークをしながら、「ともに」の魅力を研究中

横田晶子さん
先天性遺伝子疾患の6歳の息子が栄町こども園に通園中。豊中出身で、『ともに学び、ともに生き』てきた

庄内コラボセンター「ショコラ」
豊中市庄内幸町4-29-1
アクセス 阪急宝塚線「庄内」駅から南西に約600メートル
駐車可能台数:約40台
駐車料金:60200円、その後30分までごとに100円加算
満車の場合は近隣のコインパーキングにお入れください。

海老原宏美基金
誰もが自分らしく生きることができる、インクルーシブな社会をめざした、海老原宏美さんの遺志を継ぐ基金です。

考える会(正式名称は「障害」児・者の生活と進路を考える会)とは?
40年以上前からこの豊中で、親・きょうだい・教職員・市民が力を合わせて運営・活動しています。「障害」があっても、自分たちが暮らす場所で兄弟姉妹や近所の友だちと一緒に幼稚園・保育所や小・中学校そして高校へ通い、地域であたりまえに、ありのままに暮らし続けることを望むこどもたちのねがいを支え、実現する市民の会です。

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※チラシはクリックしていただくと、拡大します。

2024年8月16日 (金)

北口昌弘さんが遺したメッセージ~彼の命日にあたって~

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昨日8月15日は、重度の障害をもちながら地域の学校で学び続けた当事者として「ともに学び、ともに育つ」教育の推進に人生をかけて取り組んだ、北口昌弘さんの命日でした。

彼が42歳の若さで彼方へ旅立ってから、もう7年になります。いま、あらためて、彼が伝え続けたメッセージをかみしめたく、遺された原稿のひとつを紹介したいと思います(遺稿集『共に学び 自己実現へ』には未収録)。

これは、2010年9月11日のシンポウジム『特別支援教育からインクルーシブ教育へ』にパネリストとして登壇したときの講演メモのようです。

(以下、北口さんの原稿)

2010年9月11日シンポジウム

1.北口昌弘の自己紹介と共に学ぶ教育を受けて

・わたしは1974年8月21日に高槻市で生まれた。

・生まれた後の高熱とけいれんにより、脳性まひという障がいをもち、手足と言葉が不自由になった。

・わたしの両親は、わたしが重い障がいがあっても一人の人間として育っていってほしいという思いが強いため、小学校から高校まで地域の学校へ通った。

保育所・学校の出来事と思い出

・小学校入学前の2年間は、保育所に通っていた。

・保育所では、お昼寝のとき部屋が暗くなるのが怖くてよく泣いていたから、あまり眠れなかった。

・わたしが床に座っているときは、よく後ろにこけることがあるので、こけても頭を支えることができるように、いつも友だちが近くにいた。

・小学校1年生のときは、わたしのクラスと隣のクラスの仲が悪くて、よくほうきとちりとりを持ってクラス全員でけんかをしたけど、わたしにはけががなかった。

・遠足で京都の天王山に登った。灯油缶の上に座って、男の先生が交代でおんぶしてくれた。登った後の見晴らしがとても良くて、良い思い出になった。

・授業では、教科書と黒板を見ながら先生の話を聞いていた。

・運動会では、よつばいで10メートル走った。

・マラソン大会では、右足で後ろにけって車椅子をこいで、みんなの距離の半分を走った。

・運動会の組立体操では、よつばいになって土台作りに参加した。

・階段ののぼりおりは、友だちや先生が手伝ってくれた。

・給食は、友だちといっしょに食べて、友だちが食べさせてくれた。

・家には、いつも10人位の友だちが遊びに来てくれていた。

・友だちといっしょにザリガニ取りや、昆虫採集にいった。

・家の前の芝生で、20人位の友だちでカレーパーティーをやった。

・夕方暗くなるまで友だちと校庭で、野球やサッカーで遊んだ。

・野球では、わたしがバッターボックスに立つときは、ピッチャーが1メートル前からボールをバットにあてるように投げてくれて、わたしが打つと友だちが代走で1塁まで走ってくれるというルールを友だちが作ってくれて楽しんだ。

・サッカーのときは、友だちが交代でわたしの車椅子を押して走ってくれた。

・高学年になると、いじめられることがあったけど、友だちが支えてくれて心強かった。

・中学生になり友だちといっしょに高校に行きたいという思いがつよくなり、足の親指でパソコンを打って、高校受験をした。

・大冠高校では、生徒や先生方に障害者問題を知ってもらうために、3年間ホームルーム委員を務めて、年一回生徒会とホームルーム委員会の合同で障害者問題を考える取り組みを生徒自身の企画で行った。

・高校二年生の修学旅行の部屋割りを決める時に仲の良い友達と同じ部屋を希望したけれど、一人の同級生から私と同じ部屋になりたくないと言われ、私だけがのけ者にされた感じになりました。そのため、同じクラスの男子生徒と私と担任の先生で話し合いをしたところ、特定の生徒から私に一方的にいかにも私が悪いと責められ、その中で、ある男子生徒から「ごちゃごちゃ言うのだったら、高校を辞めて、養護学校へ行け。」と言われ、私はただ泣き喚くばかりでした。その時、担任の先生は何も言ってくれませんでした。私の母親が迎えに来ても、母親に対しても暴言を言われ、親子とも落ち込みながら自宅に帰りました。自宅へ帰ってしばらくすると、中学時代の友人が遊びに来てくれて、心の支えになりました。私は、友人と共に高校へ行きたいから、大冠高校に通っているのに、とても腹が立ちました。

・結局希望した部屋に決まって、クラスの女子生徒も出来る限りのことを手伝ってくれました。

・足の親指でワープロを打って大学受験をして、高校を卒業して一年後に京都の花園大学に入学した。

・おとなになり、街中でよく同級生の友だちに会うと、地域の学校に通って良かったとつくづく感じる。

・もしわたしが、支援学校に通っていたら楽しい思い出がなく、高槻という地域で孤立していたと思う。

・私は、共に学ぶ教育を経験してきた中で、仲間に私のことを本音で伝えると、理解してくれ、支えてくれた。仲間がいて支えてくれたから、今の自分があると思う。

今していること

・大阪を中心とする関西のいろいろなところで、車椅子を使っている人や、目が見えない人などいろいろな障害を持っている人たちが、快適に街を歩けることが出来るように、障害を持っている人の立場から、駅や歩道や建物が使いやすくなるように、大阪のいろいろな地域で発言する活動をボランティアでしている。

・共に学ぶインクルーシブ教育を進めるため、自分の経験を生かして、学習会の開催やハンドブックの作成に関わっている。

みなさんにお願いしたいこと

・駅前の歩道にある黄色いブロックは、点字ブロックと言い、目の見えない人が点字ブロックをたどって歩いている。また車椅子を使っている人も歩道を使っている。しかし、点字ブロックの上に自転車を置いているため、目の見えない人が自転車にぶつかってけがをしたり、車椅子が通りにくくなることが多い。だから、点字ブロックの上や歩道には自転車を止めないでほしい。

・駅や建物にある車椅子マークがあるトイレは、車椅子の人でも使いやすいようにしている。車椅子の人は一般トイレではスペースが狭く、使うことができないので、車椅子トイレを使っている。最近は、車椅子の人だけではなく、赤ちゃんを連れた人や内部障害があるため、人工肛門を洗うために使う人など多くの方が車椅子トイレを必要としている。このため、多目的トイレともいわれる ようになっている。誰でも使えるようになっているけれど、多目的トイレでないとトイレができない方も使うので、多目的トイレのなかでトイレ以外の目的で長い時間使わないでほしい。

・駅や建物などにあるエレベーターは、車椅子の人やお年寄りなど階段を使うことが難しい人がよく使うので、エレベーターであそぶと、エレベーターが壊れることがあるので、エレベーターを大切に使ってほしい。

・町中で車椅子の人や、目の見えない人や、お年寄りが困っているのを見かけたら、「何かお手伝いしましょうか?」とすぐに声をかけてほしい。

・多くの人が手助けすることにより、私たち障害を持っていても、年をとっても楽しく生きやすくなる。

・障害者は、障害者である前に一人の人間であるということを念頭に置いてほしい。

障害があっても当たり前に生きたい思いがある。

障害を理由に分けられた空間で生活させることは、差別にあたる。

障害がある人とない人が共に学ぶことは、仲間同士の繋がりが強くなり、人を大切にする思いが生まれる。

障害がある人を含めて身近な仲間のことを考え、理解を深めることにより、他者への関心や気遣いが生まれ、思いやりのある社会になれる可能性を秘めている。

2.特別支援教育に対する私が思うこと

・自分で出来ることを増やすために、早い段階から専門家による発達支援が行われるようになっている。

 →自分で出来ることが多いと生きやすいという考えが根底にあると思う。だから、専門家は特別支援学校を勧めて、個別支援が大切だと考えている。

・私は、専門家が着目していることは、障害を持つ子どもの能力だけであると考えている。

 →人との関係性をあまり考えない傾向があると思う。そのため、出来ることが増えても、人間関係で悩むことがある。それでも出来ないことがあるときに、周りの人にうまく支援を頼むことが苦手になる傾向があると思う。

・特別支援学校に進学すると、選択肢が限られる傾向にあると私は感じている。

・障害を持っていても、自分がしたいことを自ら探して選びながら成長していくことが大切であると私は考えている。

・自分がしたいことを探すときに、周りの仲間や先生などが障害を持つ仲間にわかりやすく説明することで、選びやすくなると思う。

・もし、自分がしたいことが障害を理由に自分の力だけで実現することが困難な場合は、周りの仲間や先生などの協力により、実現できるようにすることが、いちばん大切であると考えている。そのことが生きる力に繋がる。

・一人の人間として生きる上で、たとえ障害があっても、出来ないことを周りの人の手助けを通じて、関係性の中において育ち合うことが大切であり、このことはインクルーシブ教育すなわち共に学ぶ教育でしか培うことができない。

・障害があるために、特別支援学校という分けられた場所で教育を受けることは、差別であると考えている。

・高校において、学力による入学検査をすることは、知的障害を持つ生徒にとって大きな壁であり、差別になっている。また、他の障害を持つ生徒にとっても、学力による入学検査は、肉体的に大きな負担になっている。

・少子化のため、高校の数が減ってきている一方で、特別支援学校の高等部が不足していて、増やす動きが全国各地で起こっているという現状になっている。

・高校を減らさず、障害がある生徒とない生徒が共に学ぶ高校を増やす必要があると思う。

 →高校は、就職に結びつくことがあり、共に学ぶことを経験してきた障害がない仲間にとって、障害を持つ仲間と共に働くことがごく当たり前のことになる可能性が大きいと思う。例えば、障害を持つ仲間と今まで共に学び、その仲間のことをよく理解している障害を持たない仲間がペアーで同じ職場で働くことにより、人間関係や仕事が円滑になり、働きやすくなると思う。

北口 昌弘
大阪バリアフリーネットワーク
バリアフリーアドバイザー
高等学校公民教員免許・中級障害者スポーツ指導者
ピアカウンセラー・社会福祉学修士号

2024年6月27日 (木)

大阪府教育庁の担当者を招いて高校進学の学習会(7/21 枚方市、7/28 池田市)

来月7月、21日(日)に枚方市で、28日(日)に池田市で、障害のある生徒の高校進学についての学習会が催されます。

いずれも、大阪府教育庁の担当者を講師として招き、知的障害のある生徒が公立高校で「ともに学ぶ」ための大阪独自の制度「知的障がい生徒自立支援コース」「共生推進教室」の説明をしていただくほか、一般の高校受験の情報も提供します。

高校進学に関心のある方は、ご都合のよい会場に足をお運びください。

■7月21日(日) 枚方市

第30回「障害」のある子どもの高校進学を考える学習会
「みんなといっしょに高校へ行きたい!」

◆とき:2024年7月21日(日)午後1時45分~4時45分

◆ところ: ラポールひらかた 3階 研修室1
 枚方市新町2-1-35(TEL072-845-1602)駐車場無
 京阪枚方市駅下車 北へ500メートル

◆参加協力費(資料代等)500円(一家族につき)

◆申込み 会場参加の方は申し込み不要です。
Zoomでの参加を希望される方は7月18日(木)までに、松森宛メールか電話で申し込んでください。入室のURLと資料を送らせていただきます。協力費の振込み方法は学習会終了後お知らせします。
松森のアドレス⇒ matumori@crux.ocn.ne.jp(@を半角に変えてください) 

◆問い合わせ 関山域子090-2599-6162 松森俊尚090-1960-3469

ご存知ですか!?
重度の知的障害や人工呼吸器をつけた医療的ケアの必要な人など3000人の障害生徒が大阪府立の高校に通っていることを!
本当に点数が取れなくても公立の高校にいけるの?
受験時の配慮って、どんな配慮がしてもらえるの?
「定員内不合格は出さない」とは?
「知的障がい生徒自立支援コース」って??「共生推進教室」とは???
倍率は? テストは?  進級や卒業は大丈夫?

障害のある生徒の高校進学の現状、自立支援コース・共生推進教室の制度や普通高校の受験・進学など情報を知って進路を決めよう!

内容
①“知的障害者を普通高校へ北河内連絡会”の簡単な総会
②大阪府教育庁高校教育改革課主任指導主事 加納範昭さんより
 障害者の高校受験について
 「自立支援コース」「共生推進教室」の説明など
③「大阪府立高校受験のあらまし」片岡次雄さん
④お話し~私が経験したこと、考えたこと
 大阪府立柴島高校自立支援コースに通学する ジェイミーさん
 お母さんの佐々木サミュエルズ純子さん、お父さんのスティーブさん
 「子どもたちが教えてくれた“ともに学ぶ”素晴らしさ」
⑤フリートーク 会場とZoomをつないで質疑応答、意見交流、情報交換
⑥終了後、どんな小さな疑問にも答える進路相談会を開きます。

主催 知的障害者を普通高校へ北河内連絡会
共催 寝屋川市の義務教育における医療的ケアを考える会
協力 大阪府教育庁
後援 枚方市教育委員会 大東市教育委員会(申請中)四條畷市教育委員会  交野市教育委員会 寝屋川市教育委員会 門真市教育委員会 守口市教育委員会

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■7月28日(日)池田市 

第53回 北摂「障害」のある子どもの高校進学を考える学習会
「みんなと一緒に高校へ!」

2024年7月28日(日)午後1時30分~4時30分

場所:池田駅前南会館 4号室

講師:大阪府教育庁高校改革課 加納 範昭 さん
   北摂連絡会事務局 片岡 次雄 さん

「障害」があって点数をとるのが難しくても府立高校に入れるの?
「障害」のある子は支援学校の高等部にしか行けないんじゃないの?
支援学校の方が、進路もいっぱいあるんじゃないの?
「知的障がい生徒自立支援コース」って、「療育手帳」がいるの?
「共生推進教室」って何?倍率は?筆記テストは?

予約不要:先着80人様限定

資料代:500円(セット資料、希望者のみ)

*手話通訳あり。保育はありません。お子様連れで気軽にお越し下さい。
*終了後、個別質問や個別相談の時間を作ります。

主催:「障害」のある子どもの教育を考える北摂連絡会
共催:そらいろ
協力:大阪府教育庁
協賛:障害者の自立と完全参加をめざす大阪連絡会議 障害者の高校問題を考える大阪連絡会
後援:池田市教育委員会 豊中市教育委員会 吹田市教育委員会 茨木市教育委員会 箕面市教育委員会 高槻市教育委員会 摂津市教育委員会 豊能町教育委員会 能勢町教育委員会 島本町教育委員会

【問合わせ先】
鈴木:メール:rumikos-suzulann@shore.ocn.ne.jp(@を半角に変えてください)
   電話:090-9166-5575
   FAX:06-6840-1622
詫間:電話:090-1712-7990

(会場へのアクセス)
池田市立池田駅前南会館(サンシティ池田2F)

サンシティ池田 〒563-0048 池田市呉服町1-1
阪急宝塚線「池田」駅下車すぐ 連絡橋にて2Fへ直結
4F駐車場 60分330円 土・日・祝 当日最大料金 1,320円

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2024年4月14日 (日)

聞いてみよう! 障害のある子の高校生活と卒後の生活~北摂「障害」のある子どもの高校進学を考える学習会(5/19、高槻市)の案内

「障害」のある子どもの教育を考える北摂連絡会では、高槻市障害児者団体連絡協議会と共催で『「障害」のある子どもの高校進学を考える学習会』を5月19日(日)、高槻市で催します。

障害のある子どもさんも保護者も、学校の先生も支援者も、高校進学に関心のある方、お気軽にご参加ください。

(添付したチラシより)

第52回 北摂「障害」のある子どもの高校進学を考える学習会
「点数が取れなくても、あきらめないで!」

点数は取れないけれど、普通高校へ行けるの?
小・中学校のように、支援学級が無くても大丈夫?
高校生活てどんなの?

聞いてみよう!障害のある子の高校生活と卒後の生活

日時:2024年5月19日(日)午後1時半~4時半

場所:高槻市立障がい者福祉センター(ゆう・あいセンター) 4階 研修室
   (高槻市城内町1番11号 阪急高槻市駅から400m)

予約不要 
保育はありませんがお子様といっしょに気軽にお越し下さい
参加者は当日、自宅で検温の上、発熱・体調不良等のないことを確認の上ご参加ください。

資料代 500円 (セット資料、希望者のみ)

手話通訳あり

お話:尾本捺綺さん(2024年3月 大阪府立岬高校卒業)のお母さん
   廣木旺我さん(2015年3月 大阪府立大正高校卒業)とお母さん

主催:「障害」のある子どもの教育を考える北摂連絡会
共催:高槻市障害児者団体連絡協議会
協賛:障害者の自立と完全参加をめざす大阪連絡会議 障害者の高校問題を考える大阪連絡会
後援:大阪府教育委員会 能勢町教育委員会 豊能町教育委員会 池田市教育委員会 箕面市教育委員会 豊中市教育委員会 吹田市教育委員会 摂津市教育委員会 茨木市教育委員会 高槻市教育委員会 島本町教育委員会

【問合わせ先】
鈴木:メール:rumikos-suzulann@shore.ocn.ne.jp(@を半角に変えてください)
   電話:090-9166-5575 
   FAX:06-6840-1622
詫間:電話:090-1712-7990

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※チラシはクリックしていただくと、拡大します。

2024年3月28日 (木)

「4・27文科省通知」の撤回を大阪弁護士会が勧告!

2024年3月22日、大阪弁護士会が、いわゆる「4・27文科省通知」(2022年4月27日に文部科学省が初等中等教育局長名義で発出した「特別支援学級及び通級による指導の適切な運用について」)に関して勧告を出しました。

勧告では「申立人児童らのインクルーシブ教育を受ける権利を侵害し、不当な差別に該当するおそれがある」として、この通知の中の「特別支援学級に在籍している児童生徒について、原則として週の授業時数の半分以上を目安として特別支援学級において授業を行うことを求めている部分」を撤回するよう求めています。

これは、枚方市・東大阪市の子どもと保護者らが2022年10月31日に行った人権救済申立に応えたものです。

3月26日には、この勧告に関して、大阪弁護士会による記者会見が大阪弁護士会館で、申立人らによる記者会見が大阪府庁の大阪教育記者会で行われました。

重要なニュースですので、こちらに情報をまとめておきます。

【1】大阪弁護士会の勧告書原文

大阪弁護士会のウェブサイトから閲覧・ダウンロードできます。

【2】ニュース記事一覧(順不同)

NEW 【深層解説】特別支援教育巡る文科省通知に撤回勧告 論争の背景(教育新聞)

時代を先取っていた大阪「ともに学び、ともに育つ」教育 文科省通知は「不当な差別」弁護士会が撤回勧告(THE PAGE)

特別支援学級の児童めぐる文科省の通知…大阪弁護士会は撤回するよう勧告「障がいのある児童らが平等に教育を受ける権利を侵害している」(MBSニュース)

特別支援学級に通う児童は「週に半分以上は支援学級で」 文科省の方針は権利の侵害と弁護士会が勧告(関西テレビ)

「特別支援学級の児童分離は人権侵害のおそれ」 文科省の通知めぐり大阪弁護士会が撤回勧告 申立人の親子ら会見「お互いを認め合える環境で育ってほしい」(ABCニュース)

「障害児の教育分離は人権侵害」 弁護士会が文科省通知の撤回求める(朝日新聞デジタル)

「障害児の教育分離は人権侵害」 弁護士会が文科省通知の撤回求める(朝日新聞デジタル、有料記事)

特別支援児童の授業制限、撤回を 大阪弁護士会が文科相に勧告(毎日新聞)

週の半分以上を特別支援学級で受けるように求めた国の通知「人権侵害のおそれ」…大阪弁護士会が勧告(読売新聞オンライン)

文科省通知は「不当な差別」 大阪弁護士会が撤回勧告(共同通信)

【3】勧告に対して保護者と子どもたちからの声(3月26日の記者会見で発表)

1.
大阪府に暮らす住民として、支援級に在籍する子は1日のうちの半分以上を支援級で過ごすということが、大阪においては支援教育の後退になること、ともに学びともに育つの大切さを認めてもらえたこと、感謝しかないです。
全国の中で今まで1日中支援級で過ごすことになっていたところに関しても、その子その子個人個人のニーズに合わせて時間数は柔軟に対応してもらえるようになるといいなと思います。

2.
私はみんなの願いが届いて、全国の子供が一緒に楽しく通える学校で学べるよう一日も早くなることお願いしたいです。
誰もとりこぼされない社会になって欲しい。

3.
大阪弁護士会の皆様、撤回勧告をありがとうございます。
分けて特別な支援を、となると、障害のある子ども達とそうでない子ども達の両方から、お互いを知る機会を奪ってしまう事になります。
共に過ごす経験は、教科書では学べない、大切な事だと思います。
共に学び共に育つ、日本がそんな素敵な国になる為の大きな一歩では、と思います。

4.(15歳)
大人が色々決めてしまうのが疑問です。僕達は「普通教室」と「支援教室」を自由に行き来する権利があると思うし、子ども(本人)の意見をもっと聞いて欲しい。

5.
4.27通知は「共に学び共に育つ」から逆行してしまうと感じていたので、人権侵害だと認められて良かったです。
この通知では支援級の子供達だけでなく、子供達全員が「人の多種多様性」に触れる機会を奪われます。支援級から離された普通学級で教育を受けたきた私は「分ける教育に多種多様な人との出会い」を奪われた一人だと思っています。大人になっても障害者の方との関わり方に戸惑います。こんな大人を作らないでいただきたいです。
発達障害持ちの息子やその友人達は、同じ教室で共に学び共に育ってきました。彼らを見ていて感じるのは、他者を自然に受け入れられる寛容性や受容性は共に育つ中で培われるという事です。どうか「共に学ぶ共に育つ」場を守り続けていってください。

6.
この勧告文では触れられていないが、共に学ぶ事は、通常学級の子ども達にとってもたくさんの利益をもたらしているということにも目を向けて欲しい。

7.(6歳 新一年生)
寂しいし、一緒にいなきゃ遊べないし仲良くなれない。
でも、お友だちが「1人でいたい」って言うなら、寂しいけど仕方ないかな。

8.(摂津市 通常学級在籍児の保護者)
この通知によって、特別支援学級在籍の子どもは、特別支援学級時間数を週の半分以上になるようにしないといけないという圧が大阪府の自治体にかかり、子ども、保護者を苦しめていると思います。ぜひ、この通知の撤回によって、この圧から自治体を解放し、子ども、保護者に寄り添っていただきたいと思います。
現に、この文部科学省4.27通知で、令和5年度より支援級退級、通級指導教室に変わったお子さんもいますが、令和4年度より支援学級時間数が増え、より分けられたお子さんもいます。
そして、令和5年度より通常学級での特別支援学級の担任による入り込み支援がほとんどできない体制にもなっています。
通常学級での支援は、特別教育支援員でとのことですが、特別教育支援員や学習サポーターも財政面、人材の問題で必要な人数を確保できていなく、参観時など通常学級の保護者も通常学級担任だけでは難しい場面を目の当たりにしたりしています。
また、支援学級在籍の子どもが通常学級で学びたいと思っていても、通常学級での支援学級の担任の入り込み支援がほとんどなく、合理的配慮、支援が受けられないため、勉強が難しくなっているのもあると思いますが、しんどくなり、支援学級の時間が長くなっているお子さんもいると聞いています。
子どもが通常学級にいたいと思っていてもおれない環境、どうにかしてもらいたいと思います。
支援が必要な子どもの保護者が、特別支援学級、特別支援学校を求めているケースが多くなっているのは、我が子が通常学級でやっていける環境だと到底思えないのも要因の1つだと思います。
この文部科学省通知を受けて、通常学級での特別支援学級担任の入り込みはなく、一人で通常学級でやっていけると思う、子ども、保護者はほとんどいないと思います。
子どもの思いに寄り添える学校であってほしいと思います。
子どもの思いに寄り添える学校、それは、支援が必要な子だけでなく、通常学級在籍の子、すべての子供たち一人一人のニーズを踏まえた学びの充実に向けて、通常学級の在り方を模索していかないとどうしようもないところにきているのではないでしょうか?
通常学級在籍の子どもも今の通常学級での先生からの一斉授業を楽しんでいる子ども、退屈している子ども、授業についていけてない子ども、そもそもの環境でしんどい子どもなど、様々だと思います。
今までの先生からの一斉授業、枠にはまった環境などは、支援学級在籍、支援学校在籍の子どもが受け入れられないだけでなく、すべての子ども、それぞれの思いに寄り添えていないのではないでしょうか?
すべての子どもの思いに寄り添える学校、日本の教育であってほしいと思い、この文部科学省4.27通知が子どもに寄り添えているか今一度、考えていただきたいと思います。
よろしくお願いします。

9.(申立人とそのお子さま)
皆さんのご意見に頷くことばかりです。以下は9歳ダウン症児の子どものコメントです。
「支援も3年2組も大好き。どちらか片方だけとか、少しの時間しか居られないとか、決められるのは嫌だ。支援と3年2組の両方に居たい。お友だちと一緒がいい」とのことでした。
ちなみに先週、体調不良で一日休んだら、「3年2組の友だちに会いたい、明日は学校行く」と涙目で言っていました。
子ども本人の気持ちを第一に、将来を見越した親や先生の意見も踏まえて個々に合った対応をしてもらえるシステムになっていってほしいと思います。

10.(枚方市の申立人)
従来枚方市(大阪府)で行われていた支援が適切であり、今回変更しようとしたことはインクルーシブ教育において逆行と判断がなされたことは、保護者である私自身が感じていたことと一致しており、そのように判断いただけたことを非常に嬉しく感じております。
それぞれの子どもにとって一番望ましい選択肢があることが、子どもの一番の成長につながると思います。現在の枚方市の進め方を見ていると、今後もそれが守られるか正直不安です。

2024年3月22日 (金)

THE WIND SPEAKS AND SINGS~『風は生きよという』映画上映会 & SPECIAL TALK(3/25、枚方市)の案内

人工呼吸器を使いながら地域の中学校、高校で学んだ枚方市の新居優太郎さんが代表理事をつとめる「一般社団法人レアライス」の主催イベントのお知らせです。

(以下、添付したチラシより)

Rarerice Presents
「THE WIND SPEAKS AND SINGS」
宍戸大裕 監督作品『風は生きよという─動けなくなることで見えてきたもの』映画上映会 & SPECIAL TALK

映画出演の新居優太郎さん (枚方市在住) とそのfamily & LIVE出演の強力翔 (ごうりきかける) さんも交え、共に育ち共に生きる。本当の多様性って何? インクルーシブ社会の素晴らしさについて語り合います!

特別コラボ企画 強力翔 SPECIAL LIVE PERFORMANCE

2024.3.25(月) 枚方市総合文化芸術センター・ひらしんイベントホール
OPEN 13:40 START 14:00

無料

主催:一般社団法人レアライス
協賛:海老原宏美基金
後援:枚方市(申請中)

出演者紹介
新居優太郎~Yutaro Arai〜
出産トラブルで低酸素性虚血脳症になり、人工呼吸器を装着。生後4ヶ月目に 気管切開をし3年間の入院後、 在宅生活へ。
枚方市立幼児療育園に母子通園し、小学校は大阪府立交野支援学校小学部に通う。
卒業後は、普通学校で学びたいと思い、地域の枚方市立さだ中学校に入学。まばたき解答による配慮一般受験を経て大阪府立春日丘高等学校定時制へ合格(在学中は科学部に所属)
現在は放送大学で勉強を続けながら、 啓発イベント開催や障がい福祉サービス提供事業などを通じてインクルーシブ社会の実現を目指し2023年7月6日に設立した一般社団法人レアライスの代表理事を務める。
◆1999年大阪府出身、枚方市在住/一般社団法人レアライス 代表理事/株式会社あんゆう ピアサポーター/親の付き添いをなくす会 代表

Special Guest
強力翔~Kakeru Goriki~
手話歌、バンドスタイル、弾き語りスタイルの3つを融合させた彼にしかできない独自のパフォーマンスで人々を魅了するボーカリスト。テレビドラマ『オレンジデイズ』でろう者に気持ちを伝えることが出来る手話を知り感銘を受け、手話で話せるようになりたいとの想いから手話を学び始める。手話を活かしたボランティア活動を続けていく中「人々の力になれる 自分しか出来ない応援」として自身の言葉を歌と手話で伝える事を決意。
◆ライバー/手話パフォーマー/講演家/YouTuber/etc

【お申込み・お問い合わせはお電話・FAX・e-mailで】
一般社団法人レアライス
TEL/FAX 072-395-5514
E-mile rarerice@ares.eonet.ne.jp(@を半角に変えてください)
お名前・ご参加人数・ご住所 お電話番号をお申し出ください
※繋がらない場合はお名前とご連絡先を留守録ください。こちらから折り返しご連絡いたします

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みんなといっしょに高校へ行きたい!~「障害」のある子どもの高校進学を考える学習会(3/23、枚方市)の案内

3月23日(土)に、知的障害者を普通高校へ北河内連絡会が主催する『「障害」のある子どもの高校進学を考える学習会』の案内の詳細です。

会場参加は予約不要です。お気軽にご参加ください。

(添付したチラシより)

第29回 「障害」のある子どもの高校進学を考える学習会
みんなといっしょに高校へ行きたい!

重度の知的障害や人工呼吸器をつけた医療的ケアの必要な人など3,000人の障害生徒が府立の高校に通っていると聞きましたが…
ほんとうに点数がとれなくても公立高校へ行けるの?
受験時の配慮って、どんな配慮がしてもらえるの?
「定員内不合格は出させない」とは?
「知的障がい生徒自立支援コース」???「共生推進教室」???
倍率は? テストは?  進級や卒業は大丈夫?

大切なのは情報を知ること、ひとりにならないこと、交流すること。進路相談もあります。

とき:2024年3月23日(土)午後1時45分~5時

ところ:ラポールひらかた 3階 研修室1 
枚方市新町2-1-35(TEL072-845-1602)駐車場・障害者用のみ有
京阪枚方市駅下車 北へ500メートル

内容
(1)お祝い
・成人 ・卒業 ・合格 ・就職 おめでとう!!
(2)障害のある生徒の高校受験について 片岡次雄さん
 2024(R6)年度入試を振り返って
 今回の高校受験の経過と結果から、次年度の受験に向けて。詳細な資料をもとに説明。
(3)講演 私が経験したこと、考えたこと
・濱川裕賀子さん 娘さんお二人が、今春府立野崎高校を卒業
 「みんなで生きていく」
・新居優太郎さん・真理さん(母)・大作さん(父)
 「人工呼吸器があっても地域で暮らす『障害があっても稼ぎたい!』」
(4)フリートーク・もっと質問したいこと、話したいこと

※学習会終了後、どんな小さな疑問にも答える進路相談会を開きます。

申込み 
会場参加は予約不要。
Zoom参加を希望される方は、3月20日(水)までに松森のアドレス⇒ matumori@crux.ocn.ne.jp(@を半角に変えてください)に連絡申し込みをしてください。入室のURLと資料を送らせていただきます。
学習会終了後に振込口座をお知らせしますのでご入金ください。

参加協力費 資料代等300円(一家族につき)
会場参加の方は当日受付で、Zoom参加の方は終了後口座をお知らせします。

※問い合わせ 関山域子090-2599-6162、松森俊尚090-1960-3469

大阪府教育委員会は、2006年度より知的障害のある生徒が府立高校で“共に学ぶ”制度(知的障がい生徒自立支援コース)をスタートさせました。府立高校入学をめざし、「みんなといっしょに高校へ行きたい」というあたりまえの願いはますます広がり、普通高校の受験と入学も増えています。ひとつひとつの疑問に答えながら、当事者・保護者の意見や体験・思いを交流できる学習会にしたいと思います。今年度入試の現状報告と、来年度入試の情報をお知らせします。誘いあわせて参加してください。

主催 知的障害者を普通高校へ北河内連絡会
共催 寝屋川市の義務教育における医療的ケアを考える会
後援 大阪府教育委員会

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2023年11月13日 (月)

枚方自閉症児(者)親の会講演会「ともに学びともに育つ教育をどう進めるか~国連の勧告を経て~」の案内(11/18、枚方市)

枚方自閉症児(者)親の会では、11月18日(土)、インクルーシブ教育の研究者である濱元伸彦さんを講師に招き、講演会「ともに学びともに育つ教育をどう進めるか~国連の勧告を経て~」を開催します。

参加費は無料。講演後には質疑応答と交流の時間も設けられています。みなさま、ご参加ください。

(添付したチラシの内容)

講演会「ともに学びともに育つ教育をどう進めるか~国連の勧告を経て~」

2022年の国連・障害者権利委員会の審査と勧告を経て、日本でもインクルーシブ教育に対する関心が強まってきています。一方で、「ともに学びともに育つ」教育を進めてきた大阪では、文科省の4・27通知以降、これまでの学校の取り組みが揺らいでいる面もあります。
この講演では、日本や海外のインクルーシブ教育の事例にもふれながら、「ともに学びともに育つ」教育の意義を再確認し、どのようにその実践を伸ばしていくべきか、みなさんと考えたいと思います。

講師 濱元伸彦氏
プロフィール:大阪府の中学校教員などを経て、現在、関西学院大学教育学部の准教授。大阪府豊中市など関西の学校に関わりながら、人権教育、インクルーシブ教育の研究を行っている。

日時 11月18日(土)1時30分~4時00分
開場1時15分。講演終了後、質疑応答の時間を設けます。

場所 枚方市総合文化芸術センター別館(旧メセナひらかた会館) 2F 多目的室

参加無料。定員70名 当日先着順。

主催 枚方自閉症児(者)親の会

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※チラシは、クリックしていただくと、拡大します。

«点数が取れなくても、あきらめないで!~11/12(日) 北摂「障害」のある子どもの高校進学を考える学習会の案内(豊中市)

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