演芸ボランティア活動

2011年5月 1日 (日)

「THE PARTY “ちょうちょうのように”」でマジックショー

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 4月29日(金)、「THE PARTY “ちょうちょうのように”」というパーティーに出席。車いすユーザーの小学生、Rくんとともにマジックショーをさせていただいた。

 このパーティーは、日本におけるインクルーシブ教育(障害のある子どもも、障害のない子どもも同じ教室でいっしょに学ぶ教育)研究の第一人者の先生が、3月で大学を定年退官されたのを記念して催されたもの。

 “ちょうちょうのように”とは、この先生がずっとこだわってきた姿勢で、イタリアのニコラ・クオモという人の次のことばから来ているのだそうだ。「人が考えるのは、ピストルの弾のように<一直線に>考えるのではなく、ちょうちょうが飛ぶがごとく<無軌道にみえるように、実は無軌道に>考える」

 先生から参加者に向けたメッセージには、こう書かれていた。

 「『ちょうちょうのように自由に羽ばたいていく』きっかけになるようなあつまりにしようと、仲間と計画しました」

 「ちょうちょうのように自由に とは、どんな自由か、それは各自の考え方があっていいと思います。花から花へと甘い蜜を求めて飛びかう自由、気ままにさらに気ままにさすらう自由、古いしきたりを破って新しい世界へ飛びたっていく自由、いろいろあるでしょう。求めるのは<自由>です」

 うーん、ステージに立った僕は、自由に羽ばたけたかな…。

 先生がつくってこられた人のつながりを反映して、参加者は、いわゆる“重度”の知的障害のある人も、人工呼吸器をつけてストレッチャーに横になっている人も、障害のある人たちが半数以上を占めていただろうか。でも、みんなで撮った記念写真をあとで見ても、誰が「障害者」なのか、誰が「健常者」なのか、全くわからないのがおもしろい。

 障害があってもなくても、誰も特別に保護されることもなく、のけ者にされることもなく、ありのままの個性を認められ、愛されて、その場を楽しんでいる。この世の中がなかなかたどりつけない「インクルーシブな社会」が、さりげなく、確かに存在していた。

 思うに、「インクルーシブな社会」はけっして遠い理想ではなく、今すぐにでも実現できるものなのだ。ただ、“ちょうちょうのように”自由な発想さえあれば。

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 最後に蛇足だが、例によって、自分の記録のために、やった演目を記しておく。

1.チェンジングバッグから鳩出し
2.フラワーリング
3.バナナップル
4.9ボード
5.ドリームバッグ(三角シルクプロダクション)
6.マジックパンで三角シルクをレインボーシルクにブレンド

2011年1月 2日 (日)

せめて、心には花を~デイサービスセンター ハートフル桃谷でマジックショー

 正月だから、落ち着いて仕事ができる…と思ってしまうのは、フリーランスの性(さが)か。元旦から、ばりばり仕事モードに突入。本来は年始のあいさつを述べるところだが、どうも新年気分ではないので、昨年、書きそびれていたできごとを記していきたい。

 12月25日(土)は、2010年の演芸ボランティア演じ納め。大阪市生野区の「デイサービスセンター ハートフル桃谷」さんのクリスマス会で、マジックショーをやらせていただいた。前日の稽古中、mixiでのつぶやきに応援メッセージをくださったみなさん、ありがとうございます。

 ハートフル桃谷は、御幸通商店街、通称“コリアンタウン”のかいわいにあって、熱い活気がたちこめるデイケア施設だった。

 何といっても、支援するスタッフが自然体でいきいきしている。よく、スタッフがしゃちほこばって、利用者がまつりあげられている施設があるが、ここは全く逆。スタッフと利用者の間に、日常的なあたたかい人間関係が流れている。だから利用者のお年寄りたちも言いたいことが言えるし、スタッフも利用者のニーズに細かく目が届くようだった。

 支援される人がいきいきするケアを実現するには、まず、支援する側がいきいきしていなければいけないのだと実感。マジックショーも、スタッフが思いっきり楽しみながら、どんどんツッコミを入れてくださったので、爆笑の渦。場内が一体となって盛り上がった。

 ショーの終盤、「年も押し詰まってまいりましたが、今年はいかがでしたか?」と問いかけると、人生の労苦を深く顔に刻んだお年寄りたちは、口をそろえて、吐き出すように、「全然、ええことないわ…」。僕も胸が詰まって、しんみりムードに。

 そこで、新しい年への祈りをこめて、この舞台で花を咲かせましょうと、クライマックスはバスケットにどーんと花を出現させてしめくくりにした。なかなか希望の見えない世の中で、吹けば飛ぶような人生だが、せめて、心には花を咲かせ続けたいと思う。

 演じているところの写真はないので、今回、使ったマジック道具のいくつかを写真で紹介したい。

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カラのバスケットに大輪の花が咲く…「フラワーバスケット」

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何の変哲もない紙袋から、フラワーボックスが出現…「ドリームバッグ」

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スケッチブックに花の絵が出現、そして実体化…「フラワーフロムスケッチブック」

 最後に、例によって同好の士しかわからないと思いつつ、自分の記録として、当日の演目を記しておく。

・復活メッセージカード(クリスマス)
・チェンジングバッグから鳩出し
・フラワーリング
・バナナップル
・9ボード
・ドリームバッグ
・フラワーフロムスケッチブック
・フラワーバスケット

2010年12月13日 (月)

頸損のハーモニカ奏者、桑本義美さんらと共演

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中島万喜子さんの紙芝居

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桑本義美さんのハーモニカ演奏

 12月11日(土)は毎年恒例、大阪市生野区のサロン「アイ」主催のクリスマス会で、マジックショーを披露。

 紙芝居の中島万喜子さん、ハーモニカ演奏の桑本義美さんと共演させていただいた。

 桑本さんは、僕の以前からの知り合いで、頸髄損傷の障害当事者。演奏のときは立ち上がっているが、ふだんは車いすに乗って生活している。

 この日は、「赤鼻のトナカイ」「朧月夜」「知床旅情」「北国の春」「みかんの花咲く丘」と、おなじみの曲を情緒たっぷりに奏で、演奏に合わせて参加者に歌ってもらった。

 桑本さんは、もう“おじいさん”と呼ばれる歳になってから、僕も所属しているボランティア団体、「なにわ演芸ボランティア」に入会。毎月、特別養護老人ホームやデイサービスセンターを訪ねて、高齢者のみなさんをハーモニカの調べで楽しませている。

 その障害と年齢ゆえに、体力的にきついときもあるようだが、どこへでも車いすに乗ってハデな衣装で出かけ、ぜーぜー言いながらも、元気に舞台をつとめている。“第二の青春”に燃えていて、かっこいい!

 その姿を見ていると、たとえ障害があっても、歳をとっても、その存在を必要とされる場があることが、生きていく力になるのだと実感させられる。

 さて、僕のマジックショー。ここのところ仕事が目白押しで寝る間もないほどで、ほとんど練習ができず、ボロボロのできだった。アマチュア芸人の悩ましいところ…。

 この日のマジックの写真はないが、下記、知り合いのこうすけくんの日記で、人工呼吸器をつけた子の親の会<バクバクの会>のイベントで披露しているところが見られるので、興味のある方はご覧ください。
 http://kosuke.boy.jp/diary1001.html(1月9日)
  http://kosuke.boy.jp/diary1005.html(5月9日)

 以下は同好の士しか何のことかわからないと思いつつ、記録のために、この日の演目を記しておく(やっぱり、フラワーリングは鉄板だなぁ~)。

・グリーティングフラワー
・フラワーフロムスケッチブック
・サッカーカードボックス(失敗)
・フラワーリング
・ヒッピーホップラビット
・リングシルク
・ダブパン~ブレンドシルク(くす玉、レインボーシルク)

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