精神障害のある人たち

2010年1月 5日 (火)

たばこ税増税、ちょっと待った!

 鳩山政権が進める税制改正で、たばこ税が増税される見込みだ。

 報道によると、今年10月から、たばこ会社の値上げ分を含めて、1本につき5円の引き上げになるという。

 首相は、これについて「まぁ、たばこ税に関しては、私はたばこを吸わない。また、環境、人間の体の面から見てどうだということで、それなりに、増税という方向が私は有り得べしかな、とは思います」と言っている。(産経ニュース、2009.10.30から引用)

 要するに、(環境にも健康にも悪いとわかっていて、あえて吸っているんだから、税金ぐらい余計に払って当然だ)ということか。

 しかし、ここで、ちょっと待った! と言いたい。

 精神障害のある人の喫煙率が高いことを、みなさんはご存じだろうか。

 正確なデータを持っているわけではないのだが、当事者が集まる場に行った時の僕の印象から言うと、彼らは本当によくたばこを吸う。

 精神科病院、支援センター、作業所などでは、たいてい喫煙場所が設けられ、吸殻が山積みになっている。

 僕の妻も当事者だが、今は止めているものの、かつてはヘビースモーカーだった。

 精神障害のある人たちがたばこを吸うのは、精神を安定させる効果があるからだと思う。いわばクスリ代わり、身体に悪いとわかっていても、精神の健康を保つために喫煙が必要なのだ。

 だから、障害のためになかなか働けず、収入がとぼしくても、なけなしの金の中からたばこを買う。そこへ増税とは、弱みにつけこむ行為ではないか。

 これはちょっと乱暴な意見と思いつつ、あえて問題提起として言うと、健康のためにタバコを止められる人というのは、ある程度、生活に余裕のある人たちではないだろうか。

 つらい人生を送っている人たちは、たばこの一服で悩みをまぎらわさざるを得ない時があるのではないだろうか。

 税金をとるべき相手は、もっと他にいるのではないか。

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