バリアフリー2011

2011年4月20日 (水)

「バリアフリー2011」で出会ったモノたち(その2)~足腰が弱っても、スポーティでおしゃれにウォーキング

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 前回に引き続き、高齢者・障がい者の快適な生活を提案する総合福祉展「バリアフリー2011」で出会ったモノたちの紹介。

 足腰が弱ってきた人でも、身体に負担をかけずに歩けるウォーキング法。それが、「ノルディック・ウォーク」だ。スキーのストックのような「ポール」を両手に持ち、それで地面を突きながら歩くもので、1930年代に北欧で始まった。

 出展されていた(社)全日本ノルディック・ウォーク連盟の方にうかがうと、高齢で足腰が弱った方がよく使う杖や手押し車は、身体に負担がかかるのだそう。杖だと重心がかたよってしまうし、手押し車だと背中が丸まってしまう。

 それが、2本のポールで身体を支えるノルディック・ウォークだと、重心がかたよらないし、背中をピンと伸ばして歩ける。足腰にかかる負担が軽くなるうえ、全身運動になるので、カロリー消費がよく、筋肉の強化や持久力アップに効果があるという。

 特に僕が注目したのは、スポーティでおしゃれなポールを使って歩くという、かっこよさ。

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おしゃれなデザインのポールがいろいろ

 仕事で地域の老人クラブ(老人会)の方々にお会いして、よく聞くのは、身体が元気なうちは積極的に行事に参加しているが、足腰が弱ってくると、家に閉じこもりがちになってしまう人が多いという問題だ。このノルディック・ウォークなら、いわゆる“年寄りくささ”もなく、閉じこもっている人たちが楽しく外に出るきっかけになるのではないか。

 同じような可能性は、排泄用具の情報館【むつき庵】が出展していた、軽度の尿もれパッド「K-Pad」にも感じた。その手のパッドとは思えない、カラフルでかわいらしい12種類の絵柄のラインナップ。ゆううつになりがちな失禁にも、明るい気分で対応できそうだ。

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カラフルで肌にやさしい軽失禁布パッド「K-Pad」

 リハビリや福祉の用具というと、とかく機能第一になりがちだが、これからは、こんなふうにおしゃれで楽しいデザインがもっと広がってほしい。利用する人たちが前向きな人生を送るために、それはとても重要なポイントだと思うから。

2011年4月19日 (火)

「バリアフリー2011」で出会ったモノたち(その1)~まるで魔法!岩手のメーカーがつくる摂食支援食

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 4月15日(金)、高齢者・障がい者の快適な生活を提案する総合福祉展「バリアフリー2011」(4月14日~16日、インテックス大阪)に行ってきた。

 ここで出会った商品・サービスから、僕が興味をひかれたモノたちを、数回にわたって紹介していこう。

 「えっ、魔法みたい!」試食させていただいて、びっくりしたのが、イーエヌ大塚製薬株式会社の摂食回復支援食、「あいーと」だ。

 摂食回復支援食とは、「通常の食事を取ることが難しい方の食べる機能と栄養摂取を支援するための食事」。この手の食事というと、細かく刻んだり、すりつぶしたりして提供されるのが一般的だろう。

 ところが、「あいーと」は、かぼちゃも、れんこんも、ブロッコリーも、見た目は普通の煮物と全く変わらない。それでいて、口に入れると、ふわりと溶けるのだ。そこまで柔らくなっているのに、野菜の風味がちゃんとするし、れんこんのサクッとした食感もある。

 いったい、どうなってるの? 聞くと、酵素の力を使って柔らかくしているのだという。これなら、かむ力が弱くなって通常の食事をとるのが難しい人も、食の楽しみを味わえる。

 イーエヌ大塚製薬は、東日本大震災の被災地、岩手県花巻市の企業。避難した人たちの食事に、お湯をかけるだけで食べられるこの「あいーと」が役立っているそうだ。

 同社は、医療用の経腸栄養剤のメーカーでもある。人の生命をつなぐ栄養剤を絶やしてはならないと、現地では、いつものライバル企業が協力しあって、不休で生産にあたっていると、社員の方が話してくださった。

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