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2010年1月22日 (金)

学校のバリアフリー化は、保護者のためにも必要だ

 「私、学校とよくケンカしたんよ」

 と語りだしたのは、脳性マヒの障害をもつ車いすユーザーの女性。

 その人は、障害があるために「就学免除」とされ、義務教育を受けることができなかった世代。ここで言っている学校とは、その人の子ども(“健常者”)が通っていた学校のことだ。

 何をケンカしたのかと聞くと、さまざまな差別的な扱いに腹が立ったのだという。

 たとえば、教師が、その人の子どもに「お母さんがあんなんやから、おまえががんばらなあかんのやで」と言ったこと。

 子どもの授業参観の時、教室が3階や4階にあったこと(当然、エレベーターはない)。母親が車いすユーザーだとわかっているのに…。「行かれへんちゅうねん」。

 これは自分についてではないが、懇談会で、聴覚障害のある保護者に対して、手話通訳などのコミュニケーション保障がなかったこと。「話できへんっちゅうねん」。

 この話を聞いて、あらためて考えさせられた。

 学校のバリアフリーについて論じようとする時、僕たちは、障害のある児童・生徒のことを思い浮かべる。しかし、障害のある保護者(親)の存在については、意外と意識から抜け落ちているのではないだろうか。

 気づいてみれば、あたりまえのことだが、保護者の中にも少なからず“障害者”がいるし、車いすやストレッチャー(移動式寝台)のユーザーがいる。

 子どもも教師も保護者も地域の人たちも、あらゆる人が集う場所。だからこそ、学校のバリアフリー化はもっと急がれなければならない。

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